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出展先 >> http://www.avis.ne.jp/~zuzu/index.html

天神信仰の象徴ーうめ

  • 平安時代以降、花といえば桜を指すがそれ以前は、花は梅と云われていた。
  • 梅はなんとバラ科であり、奈良時代の少し前に中国から日本に伝わってきた。当時貴族たちは競って屋敷に植えたと云う。
  • 菅原道真もこよなく愛でたこの花は、学問が栄える時に見事に咲くという言い伝えがあり、天神信仰*との関わりもあり中世には庶民にも好まれた。
  • 天神さまは、菅原道真の神号。道真を火雷天神とする信仰が起り、後に京都に北野天神が創建された。

春を呼ぶとされる梅は不老長寿の象徴。

また、花は5つの花びらがあることから福、碌、寿、喜、財の5福を表す。

  • 花は五弁で香気が高く、平安朝以降、特に香を賞で、詩歌に詠まれる。
  • 花の色は白・紅・薄紅、一重咲・八重咲など、多くの品種がある。
  • 果実は梅干あるいは梅漬とし、木材は器物とする。
  • 未熟の果実を生食すると、アミグダリンを含むのでしばしば有毒。
  • ブンゴウメ・リョクガクバイなど品種多数。
  • 好文木(コウブンボク)。
  • 春の季語。

春告鳥ーうぐいす

  • 鶯は別名、春鳥、春告鳥などども呼ばれる。
  • いにしえの人々もこの鳥のさえずりに、寒い冬を耐え万物の芽吹きや活動ををもたらす暖かな春の到来を重ね合わせ、待ち望んでいた事であろう。
  • 鶯はさまざまな歌に詠まれてもいる。
  • 「雪の内に春は来にけり 鶯の凍れる涙今やとくらむ」  (古今和歌集 春歌 4)
  • 『雪がまだ降っているのに、もう春が来てしまった。冬の間凍っていた鶯の涙は、今はもう溶けているであろうか。』詠んだのは二条后となった藤原高子。泣(鳴)けば涙がでるものなので、冬の間は鶯の涙が凍っているので鳴いていないのだろうと想定している。
  • 「梅が香は枕に満ちて鶯の声より明くる窓のしののめ」 
  • 『枕もとには梅の香が満ちて、鶯がしきりに鳴き夜が明けてゆく(東雲ーしののめ)さまを促している。』為兼が詠んだこの歌は現代人にとってはなんとも精神的な豊かさを感じさせうらやましい限りである。
  • 「散り残る垣根がくれの梅がえに鶯鳴きぬ春の夕暮」
  • 『垣根がくれの梅の花はすでに散りかげん。僅かに残る花に来て鶯が鳴いている、この春の夕暮れの趣よ。』ちょっと控えめに見受けられる春らしいの夕暮れの風景を長家が歌に詠んだ。

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